旧日本軍の砲弾、警察署に持ち込み騒ぎに

10月6日午前11時ごろ、岩見沢警察署に「砲弾のようなもの」が持ち込まれるという、少し驚く出来事がありました。

不審物は旧日本軍の砲弾とみられ、陸上自衛隊が回収を終えるまでの約4時間、署員や勾留中の容疑者が署外に避難。周囲50メートル以内では交通規制が行われ、近隣の店舗や住宅にも一時避難が呼びかけられました。

この知らせは市内の各学校にも伝えられ、特に近隣校では集団下校など、子どもたちの安全確保に追われる一幕もありました。幸い、児童生徒は無事に下校し、爆発などの重大な事態には至りませんでした。

砲弾を持ち込んだ市民は「自宅の物置にあった。ニュースで似た話題を見て心配になり、持ってきた」と話していたそうです。回収されたのは、長さ約12センチ、直径約3.5センチの「37ミリ徹甲弾」で、火薬は抜かれており、爆発の危険はなかったとのことです。

道警では、「不発弾や砲弾のようなものを見つけた場合は、決して自分で動かさず、その場で110番通報を」と注意を呼びかけています。

学校現場では、豪雨やクマの出没など、日常的にさまざまな危機管理が求められています。 今回の出来事は、改めて“想定外への備え”を考えさせられる一日となりました。

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